SPECIAL REPORT 2004.03.25

’04全日本ジムカーナ選手権第1戦
CMSC茨城の観戦レポート

左より中田事務局長、大槻正選手、渡部泰幸さん、山崎大輔さん
(CMSC茨城)

 CMSC茨城は私(事務局中田)とクラブ員の渡部泰幸君が、3月14日ツインリンクもてぎで開催された2004年全日本ジムカーナ第1戦を観戦してまいりました。渡部くんはダートトライアルに参加し、昨年は茨城と湘南の出場クラスでシリーズチャンピオンを獲得しており、今年は更に上級イベントの出場を計画しています。
 昨年のもてぎ開幕戦では当クラブの若手、中島君が「舗装の競技からも学べることはあるはず」と観戦、その2003年に茨城ジュニアダートラチャンピオンを獲得し、今年もさらに活躍しそうです。そんな縁起の良いダートラ部員観戦の今年のメンバーが渡部君、というわけですね。

 パドックを見回してみると、1年前と明らかに違っていたのは競技車両のカラーリング。昨年は名人・森田勝也選手ぐらいだったメタル系光物のステッカーが、今年はあちこちで見られました。ステッカーと言うより、ボディの広い面積を占め、ほとんどラッピングですね。
 さて、コースと言うと今年はなんとスーパースピードウェイ(オーバルコース)に約50本のパイロンを設置してスラローム主体のジムカーナです。CMSC所属選手の出場は、我が茨城からS3クラスに大槻正選手が、N4クラスにはCMSC岩手の小島淳選手がそれぞれランサーエボリューションで出場しています。

大槻正選手の激走
小島淳選手と一緒に記念撮影

 大槻さんはオーバルコース特有のカント(傾斜)を考慮して慎重にサスペンションセッティングをして開幕戦に臨みました。S3クラスの1本目はほとんどの選手がミスコースやパイロンタッチで記録を落していく中、大槻さんはさすがの「踏みっぷり」で2番手のタイムを記録したものの、エンジントラブルで残念ながら2本目の出走をしないということになりました。
 ご本人のナマの言葉ですと「スタート早々にエンジンがおかしくなっちゃったから、『ヤケクソ走り』だよ」とのこと。

 2本目はピットでモニター観戦となった大槻さんでしたが、私がS3クラスのタイムを記録しながら最終的に大槻さんのタイムを上回った選手が2名だけ、つまり1本目のタイムで3位入賞だと伝えても「まさかぁ、3位のわけないよー」と信じられない様子。タイヤメーカーの方が帽子を持ってきて初めて実感がわいて来たようでした。

岩手の小島さんも1本目にさえた走りを見せ、2本目もタイムアップ、最激戦クラスであるN4クラスで11位となりました。

 会場には、CMSC群馬の女性ダートトライアラー鈴木真澄さんも出場選手の応援に来場しており、「CMSCったら、ジャリよドロよ」とお話もしましたが、(決して舗装に否定的な意味合いではありませんよ)全日本ジムカーナにも、更に多くのCMSCメンバーがチャレンジしてきて欲しいと思います。

(CMSC茨城事務局長 中田由彦)

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