’03全日本ダートトライアル選手権 第4戦
N4クラス、CMSC選手が1~5位を占める!!
CMSC栃木 赤羽政幸選手が優勝!!
CMSC札幌 宝田芳浩選手が2位、CMSC群馬 荒井信介選手が3位に
N2クラス、CMSC浜松 太田延昭選手が2連勝!!
Dクラス、CMSC広島 河内渉選手は2位獲得!!
’03全日本ダートトライアル選手権第4戦「第27回DCCSダートトライアル」が、7月13日(日)、栃木県黒磯市の「丸和オートランド那須」で開催され、CMSC選手が17名参加。N4クラスでは地元CMSC栃木の赤羽政幸選手(三菱ランサーエボリューションVIII)が優勝。続いて、2位にはCMSC札幌の宝田芳浩選手(三菱ランサーエボリューションVIII)、3位にCMSC群馬の荒井信介選手(三菱ランサーエボリューションVIII)と結果的にCMSC選手が1~5位までを占める快挙を達成。また、N2クラスでは、ポイントリーダーのCMSC浜松の太田延昭選手(三菱ミラージュ)が2連勝を飾り、DクラスではCMSC広島の河内渉選手(三菱ミラージュ)が2位を獲得。今回第4戦もCMSC選手の活躍が光りました。
■ タイヤ選択がポイントとなった丸和の路面
天候は雨のち曇りで、前夜の降雨の影響でウェット路面となった第3戦。滑りやすい砂利路面から硬質な岩盤が顔を出す路面まで、丸和特有の様々な路面が混在するコンディション。また、途中小雨が降るなどタイヤチョイスがポイントとなる展開となりました。
激戦区N4クラスでは、丸和を得意とする地元CMSC栃木の赤羽政幸選手が1stトライでトップタイムを記録。路面状況を見て、どこでタイムを稼ぐかを決めウェットタイヤで臨んだ2ndトライでは、見事に約2秒も短縮するベストタイムを叩き出し、全日本戦では昨年第4戦同会場での優勝以来、約1年振りとなる勝利を掴みました。前戦優勝と好調なCMSC札幌の宝田芳浩選手は1stトライで2位につけ、2ndトライでもタイムアップし赤羽選手に次いで2位を獲得。ポイントリーダーの座を堅守しました。復調を見せているCMSC群馬の荒井信介選手は、1stトライ、2ndトライとも後一歩およばず惜しくも3位。コンスタントに入賞しているCMSC大阪の吉村修選手は今回は4位。CMSC千葉の山野光司選手は健闘を見せ5位を獲得し、CMSC選手が1~5位までを占める快挙となりました。また、CMSC座間の秋間忠之選手がCMSC長野の上野会長の経営するガレージでチューンアップ、出来上がったばかりの三菱ランサーエボリューションVIIIで7位に入りました。
N2クラスでは、前回優勝した孤軍奮闘のポイントリーダーCMSC浜松の太田延昭選手が、1stトライで7位と出遅れましたが、2ndトライは的確に路面状況を見極めた走りで大幅ジャンプアップ。見事に2連勝を飾り、ポイントトップをキープしました。
Dクラスでは、CMSC広島の河内渉選手が1stトライで2位。2ndトライで2秒近くもタイム短縮するも惜しくも2位となりました。
選手権対象外ながら設定されたレディースクラスのL1クラスにCMSC群馬の鈴木真澄選手が出場し見事トップタイムで1位を獲得しました
今回もCMSC旋風が巻き起こす大活躍を見せてくれたCMSC選手達。シリーズポイント争いも白熱してくる次戦第5戦スナガワでのCMSC選手達の活躍が楽しみですね。是非、ご声援のほどお願い申し上げます。
■ 激戦N4クラスの優勝を勝ち取った赤羽政幸選手(CMSC栃木)のコメント
「一年振りの優勝で非常に嬉しいです。今回2本目に走りながら、コースの途中で、『これなら勝てる!!』という確信を持って走れました。このような事は初めての経験でした。路面状況をつかむのが難しい中で、2本目のタイヤ選択が当たりました。低速区間でのトラクションを考え、ウェット用タイヤで走りました。もちろん、ラリーアート製スーパートラクションL.S.D.のお陰でコーナリングの駆動力確保に威力を発揮しました。第3戦からは、ライドハイトをFr5mm、R10mm下げ、丸和は路面がよいのでアンダーガードを外してきました。以上のことが勝因につながったのだと思っています。
次戦はCMSC札幌の宝田選手のホームコースのスナガワ。CMSC群馬の荒井選手も調子を上げてきているので、気を抜かないで行きたいと思います。皆さん、是非応援のほどよろしくお願い致します。」
■ 2連勝を飾った太田延昭選手(CMSC浜松)のコメント
「今回はコ-ス的にミラージュ不利かと思っていたので、6位以内でOKと思っていたところが、優勝してしまい驚きました。2トライ目の走りの内容は非常に良かったので、この結果には満足しています。今回勝てたのは、ズバリ、タイヤと足廻りです。タイヤも足廻りも2トライ目の弱ウエット+岩盤路面にぴったり合っていたので、110%思い切って攻めることができました。前戦からは、足廻りを丸和の2トライ目特有の岩盤路面での接地感が非常によい仕様に変更してきました。
今年は自分の方に運や流れが来ているので、これを自ら手放すことのないように気を付けたいです。また、昨年経験したシリーズ後半での精神面での反省から、ポイント的に有利な状況をふまえて、あまり気負わず、しかし攻めの姿勢はくずさないようにがんばります。」
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