SPECIAL REPORT 2002.08.04

【CMSC仙台レポート】

CMSC仙台七夕トライアル ー 2002宮城県ダートトライアルシリーズ第5戦

「三菱ラリーアート」田口勝彦選手のデモランに大興奮!!

ランサーエボリューション・グループN仕様で
デモ走行する田口勝彦選手

 CMSC仙台は、さる8月4日(日)に宮城県ダートトライアルシリーズ第5戦「CMSC仙台七夕トライアル」を仙台ハイランド・オフロードコースにて開催しました。

 今大会のアトラクションの目玉は、英国ラリー選手権で活躍する田口勝彦選手による三菱ランサーエボリューション・グループN仕様でのデモランと同乗走行。日本では昨年の「インターナショナルラリーイン北海道」以来の走りを見ることができるCMSCならではの貴重な機会となりました。田口勝彦選手は、三菱ランサーエボリューション・グループA仕様で、9月6~8日帯広で開催のアジア・パシフィックラリー選手権第4戦「ラリー北海道2002」に出場する予定。アンドリュー・コーワン監督以下サービス隊も本場WRCチームのメンバーが来ます。好成績を期待したいですね。
以下は、当日のCMSC仙台からのレポートです。

■ CMSC仙台レポート(CMSC仙台 木村勝弘事務局長)

 CMSC仙台では、毎年冬の「耐寒トライアル(雪上)」と秋の「もみじ狩りトライアル」の2回を主催してきましたが、2002年のシリーズでは久々に8月開催のダートトライアルをオーガナイズしました。
 秋、冬は日が短く思い切ったイベントも開催できませんでしたが、待ちに待った「夏」!なんとかラリーアートにお願いし、田口勝彦選手を招いたデモラン、ワンポイントレッスンなど「県シリーズのレベルアップ」につなげるイベントを開催することができました。

今回のコース図

 さてさて・・・前日のコースセッティングでは、せっかく田口選手がコースセッティングのアドバイスをとスタンバイしていただいたのに、「終日20m先も見えない霧」あしたは大丈夫?と全員不安な夜を過ごしつつ、“クラブ員の特権”このときとばかりに田口選手を質問攻めにしましたが、朝が来れば快晴!

 開会式での紹介も終わり、コースオープンは田口選手の車両に大会会長の仙台三菱自動車販売株式会社の滝沢社長が同乗してのデモラン。難なく1分23秒台で走行。参加者は、全員「速い!」を連発のスタートとなりました。

 エントラントも刺激を受けたのか、好タイムの連発。クラス5(AIV車両)の大泉選手は、なんと約1秒田口選手を上回り1本目はトップタイムをマーク。そして、昼の弁当タイムにも質問攻めにあった田口選手。第2ヒート前のデモランもゲストの同乗走行も終わり、単独乗車でのコースオープンのデモランに入り、難なく1分21秒台の走りを披露してくれました。
注)グループN車両はリストリクター付きのためパワーが絞られています。

開会式の様子
右からCMSC仙台・佐藤政一会長、田口勝彦選手、
仙台三菱・滝沢社長、CMSC仙台・木村事務局長
クラス5(AIV車両)の表彰式の様子

 いつもは、エントラント同士の争いで燃える「宮城県シリーズ」ですが今回は、田口選手という世界のラリーストを招いたことで、県戦にも大きな目標と夢があることが分かった一戦となりました。CMSCならではの今回のイベント。様々な地方戦をオーガナイズする各地のCMSCにも大きな励みとなるのではないでしょうか。

田口選手いわく、「仙台ならではの、雪上トライアルに参加者として出たいので案内をください」と言って頂き嬉しい限りのクラブ員達でした。

田口勝彦選手、ラリー北海道の健闘をお祈りいたします。頑張ってください!!

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