【CMSC南茨城スペシャルレポート】
New History & New Generation
CMSC南茨城 事務局長:中田由彦
最も新しい支部として、1998年10月設立から(やっとのことで)3年が経過いたしました。
まだまだ少ない人数ですが、本部からは元気の良さはピカイチと評して頂けるまでになり、これまでの活動についてレポートすることになりました。4月から2ヶ月弱、CMSC南茨城設立にたどり着くまでの誕生回顧録が連載されましたが、その後の活動についてのフォローレポートとしてご覧頂ければと思います。
■ダートラ練習とBBQミーティングでの雰囲気づくり
私たちは、最初の3年は地盤がための期間と考えていました。それゆえに、「CMSC」という名前の重みには似つかわしくないような地味な活動が最初の頃は続きました。
出場イベントもそれほど多くはなく、ダートラ練習とミーティングが現在より多かったですね。
徐々に出場イベントが増え、また成績も伴い始め、イベントや練習で一緒になる若いドライバーたちに勧誘の声をかけ、大学生を中心にフレッシュマンが増えてきました。
メンバーの出場イベントも多くなり、イベントそのものが恰好の練習となり、終了後には会長・額賀くん宅ガレージでの慰労会を兼ねた「ガレージ・バーベキュー」がミーティングとして定着しました。
こういう開放感が入りやすい雰囲気を作っていると思います。また、飲食店より安上がりなので若手に限らず負担を低減できますしね。
クラブ内の若手同士で「あいつには負けられない!」と良い意味でのライバル意識が向上心に結びつき、同じイベント、同じクラスで切磋琢磨、刺激しあっているのが良くわかります。
CMSC南茨城会員のコメント
CMSC南茨城に入って良かったと思っていることは、イベントに出るときなどに自分の居場所があることだと思います。年齢や実力や経験などにかかわらずいろいろな人がいて、とても楽しいし、何かあったときにとても心強いです。(中里俊洋 22歳)
CMSC南茨城の良いところは自由闊達な雰囲気と敷居の低さですね。現在はダートラ中心ですけれど、これから、ラリーやジムカーナと、「自分たちでクラブを育てて行ける」という可能性にあふれているというのが魅力です。(鈴木あつし 27歳)
競技会の時ばかりでなく、その前、その後・・・堅苦しさのない楽しいミーティング・・・モータースポーツ周辺のすべてを楽しむ雰囲気がうちの良さでしょう!(軍司岳士 28歳)
■インターネット、電子メールの活用で結束
■インターネット、電子メールの活用で結束
本部(ラリーアート)と時を同じくして、インターネットや電子メールを利用しての連絡網が構築できたことも、結束を強くする大きな要因だったと思います。
私自身の勤務ローテーションの関係でイベント会場に同行できることはまず無いため、出場メンバーへの激励、終了後の報告・慰労、連絡事項などを概ね週2回のペースで「事務局通信」、あるいは「事務局連絡」として電子メールを一斉配信しています。
厳密に分けてはいないのですが、「通信」はモータースポーツ雑感、よもやま話が多く、「連絡」は文字通り伝達事項が中心になります。
これは続けることが何よりも大切です。忘れた頃にポロッと届くようなものだと、有効に機能しなかったでしょう。イベント会場現地で力になってやれない事務局としてのせめてもの罪滅ぼしと言いますか、気分良く走ってもらうための心遣いのつもりです。
そのためにも、ある程度の情報量が伴うものにすることを心がけています。
ベテラン、中堅メンバーは上級イベント出場機会が多くなりましたが、CMSCチャレンジカップという材料も活用して若手メンバーのイベント出場も着実に増えました。もちろんチャレンジカップの累計ポイントなどの経過も逐次「事務局通信」でお知らせしています。
独立したホームページも準備を進め、インターネット掲示板も活用していますが、「事務局通信」を楽しみにしてくれているクラブ員もいることが事務局の励みにもなっていますね。
私たち同様、各地の支部においてもパソコンは必需品となっていると思います。
事務局としては各人のライセンス更新が始まる11月から本部に活動報告を提出する4、5月までたくさんの書類を処理しなければなりませんね。JAF提出書類をはじめ、手書き書類が多いのも悩みのタネかもしれません。
少しでもこれらの作成時間を短縮しようと、クラブ員名簿のデータベース化にも取り組み、本部提出用と同一書式のフォームに項目ごとにすぐさまコピーできるようにしてあります。
JMRC関東の共済加入申込書へもこのデータベースから追加が容易です。
CMSCチャレンジカップの報告書も獲得ポイントを入力すると累計ポイントが表示されるように手を加えています。今期は「300ポイント15位以内」を目標としており、進捗状況のチェックとフォロー(事務局通信で連絡)がスムーズになりました。
余談になりますが、須賀さんからは「時々JAF提出書類の控えを取っておかないで慌てる支部もあるから気をつけろよー」と注意されていていたこともあり、JAFへの提出書類は作成過程で何度かコピーをとって万一の紛失に備えています。(用心深すぎですね)
それが裏目にでて、空欄の多い方のコピーを送ってしまったりもしますが・・・
■若手のクラブ運営委員参画
若手が増えてきたことで、中堅以上の設立メンバーがクラブを牽引する形も、若手メンバーを後押しする形に変わっていったと言えるでしょう。
そこで、ベテランだけでなく若手にもクラブ幹部として運営に係わってもらうことにし、今期運営委員となったのが田尾徳秀君(茨城大学大学院在籍)です。C53Aミラージュという、マシンでのハンデをはね返して2001年茨城ダートトライアルA1&A2シリーズ2位入賞、大学でもリーダーシップを発揮しており、新人発掘・勧誘にも積極的な彼はCMSC南茨城の若手の代表、とりまとめ役として頼れる存在です。今期後半戦からはCJ4Aミラージュアスティを駆って、更なる活躍をしてくれることでしょう。
CMSC南茨城会員のコメント
少人数でまだまだ結果のレベルも発展途上ですけれど、CMSC南茨城の特徴はクラブ員同士の距離が近いことだと思います。全日本から県レベルまで、活動範囲も広がって来たのも良い傾向ですね。 (田尾徳秀 25歳)
ダートラを始めようと思って出向いたショップは少し近寄りがたいところがあって、どうしようかと思っていたところ田尾さんからCMSC南茨城に誘ってもらいました。
(栗本岳明 23歳)
栗本君はモータースポーツへの憧れから、陸上部を辞めて筑波大学に自動車部を復活させた立役者です。(事務局・中田)
■PR紙「CMSC南茨城ニュース」の発行で対外アピール
ビッグイベントの常連を擁する先輩格の支部にはまだまだ及ばぬところが多いため、南茨城メンバーがモータースポーツメディアなどで取り上げられることもありませんが、対外的にCMSC南茨城の活動をアピールする手段も必要です。そこで、「CMSC南茨城ニュース」というPR紙を作成し、ラリーアートジャーナルなどと共に配布しています。(A4なので挟み込み出来る同サイズです)我々だけの専用PRツールですから、新人勧誘にも活用できるよう全国組織としてのCMSCの沿革も表記しています。
■JMRC茨城を通じて、地域モータースポーツへの貢献へ
さて、「3年は地盤固め」と覚悟をしての活動も、会長・額賀君の全日本ダートトライアル出場という大舞台を経験したことで次のステップに向かうことになりました。
CMSC南茨城の発展と共に、地域モータースポーツの振興にも貢献しなくてはなりません。茨城県はレース、ジムカーナそれぞれ専用コースがあり、またラリーフィールドも確保されています。にもかかわらず他の関東各都県と比較して競技(ライセンス)人口は少ないのです。
昨年のCMSC全国大会幹部会議での主要議題であった「クラブ員の減少、高齢化」は当地のモータースポーツクラブでも共通の課題となっています。
私たちCMSC南茨城はこれらの課題に取り組み、一定の成果を挙げていると自負できるところもあり、JMRC茨城への各種提言を積極的に行っています。
三菱マンとして、時としてある種ビジネスとしてモータースポーツと向き合う機会もある私は「いかにしてモータースポーツを身近なものとして関心層に認知してもらうか」という点について、地域協議会各部会で提案させていただき、率先してそれらの推進にあたっております。
額賀誠史CMSC南茨城会長のコメント
南茨城の活動レポート、いつもBBQばっかりみたいですが(笑)、このようにみんなで楽しんでいます。
茨城の三菱ファン、モータースポーツに興味のある方、是非仲間に加わって、CMSC南茨城を一緒に育てて欲しいと思っています。
昨年の全国大会の終了後、私たちのキャッチフレーズを「Heart-Beat Motor Sport !」から、
「New History & New Generation」と変更しました。
当方からのFAX文書ヘッダーや電子メール署名などでご覧になったことのある方もおいでかと思います。
ともに三菱自動車のキャッチフレーズとリンクさせたものですが、新しいキャッチフレーズは木全新会長の就任と私たちの現在の姿を重ね合わせ、「CMSCの新たな歴史を新しい世代と共に築いていきたい」との願いを込めたものです。了
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