SPECIAL REPORT 2004.06.17

【CMSC島根】
2004JMRC東中国ジムカーナシリーズ第2戦
日本海CMSC島根チャレンジカップ

主催したCMSC島根のメンバー

 CMSC島根はさる4月18日に2004年JMRC東中国ジムカーナシリーズ第2戦「日本海CMSC島根チャレンジカップ」を主催しました。ここ2年連続で大雨の開催でしたが、3年ぶりにいい天気に恵まれました。参加台数は60台と昨年に比べ幾分少なめでしたが、ハイスピードとテクニカルセクションを取り混ぜたコースは好評でした。

 このシリーズは次のクラスで争われます。
 AN-1   1150cc以下のN・SA車両
 AN-2   1150ccを超え1600cc以下の2輪駆動のN・SA車両
 AN-3   1600ccを超える2輪駆動のN・SA車両
 AN-4   1150ccを超える4輪駆動のN・SA車両
 CD     区分無しのSC・D車両
 シードクラス 区分無しのN・SA・SC・D車両

 AN-1クラスは、今年から設定されたクラス。ミニカダンガン藤長選手とアルトワークス吉田選手の軽のターボ車2台による争いとなりました。いまや新車ではワゴンタイプが主流となり、スポーツタイプの軽は数少なくなってしまいましたが、軽といえどもなかなか速い、軽さと小ささを生かしたコーナリングにはビックリするシーンもありました。競技の結果は競技歴の長いダンガン藤長選手の勝利!CMSC主催のイベントでの勝利はまた格別とのこと。

 AN-2クラスは12台での争い。シティ・マーチなどの1300クラスとシビック・CR-Xなどの1600クラスが混走となるこのクラス、全体的にはハイパワー車有利な備北のコースで、優勝こそできなかったが3位にシティが入ったのには驚きました。優勝は当クラブのイベントでは初優勝となるシビックの花田選手、昨年までは表彰台にいまひとつ縁がなかったんですが速くなりました。残念なのは今回ミラージュが1台もいなかったこと、例年2~3台いたのですが....。

 AN-3クラスは13台での争い。インテグラ・RX-7・MR2の3つ巴の争いです。昨年シリーズチャンプとなり、今年も第1戦で優勝している赤のMR2・片山選手の状況が気になるところ。今回は昨年までインテグラ、今年からRX-7に乗り換え、昇り調子の神八(かんぱち)選手が1ヒート、2ヒートともトップタイムで堂々の優勝でした。

N4クラス表彰の様子

 AN-4クラスは11台の争い。あいかわらずのランサーVSインプレッサの対決です。台数的にはランサー9台にインプレッサ2台と圧倒的にランサーユーザーが多いです。ランサーももはや少なくなったエボ2から最新のエボ8まで幅広い年式の車が揃い、見ていて楽しいクラスです。優勝したのはエボ6に乗る岡部選手でしたが、AN-2クラスのトップとのタイム差が少ないのがちょっと残念なところ。

ラリーアート賞4駆部門表彰の様子

 CDクラスは3台で争われました。ランサー・MR2・レビンの戦いでした。優勝はもちろんランサーでしたが、ドライバーは全日本経験の豊富な井上選手。レギュレーションの関係とはいえ、CDクラスの他のドライバーにはちょっとつらい状況でした。

シードクラスは、各車シードドライバーらしく素晴らしい走りでアピールしてくれました。なかでもオーバーオールタイムを出した全日本快進撃中の谷森選手のランサーは、他クラスのトップやシードクラスの選手ノタイムより5秒近いタイム差というミラクルタイムで見る者を魅了してくれました。

 久しぶりのさわやかな天気のなかでのイベントで、台数は少なかったですが楽しい一日でした。残念なのは、ランサーは残っているけどミラージュがどんどん減っていること。ランサーだけでなく小さい排気量でも楽しくジムカーナに使える三菱車が欲しいです。

 7月には同じ会場で地区戦の開催を予定しています。皆さんの参加お待ちしております。今後もよろしくお願いします。

(CMSC島根 神田 昌明)

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